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小説の記事一覧

2007.06.30 真実 final
2007.06.30 真実 Part3
2007.06.29 真実 Part2
2007.06.26 真実 Part1

真実 final

2007.06.30
その3日後・・・サヤが学校の屋上から飛び降りた。黒服の男の言葉を思い出し、いらいらした僕は、クラスじゅうの人を相手に大喧嘩をしてしまった。放課後、サヤは無傷で目を覚ました。その日の夜中1:30、サヤは僕に電話をかけてきた。
「もしもし・・・スグル?」
「サヤ。どうしたのこんな時間に?」
「スグル・・・。わ゛わたじね・・・。はぁーー。私ね、ごめん。」
「サヤ?どうしたんだよ、サヤ。」
「ドサッ」
「サヤ?サヤ・・・。」
「こんばんは、また声を聞けるとは思わなかったよ」
「おまえは・・・。」
「サヤは記憶を取るかな、それとも、君と同じ選択をするかな・・・ぶっ、ツーツーツー。」
「おい、ちょっと待てよ。おい。」
僕は急いでサヤの家へ向かった。ガンガンガン・・・。早く鍵を開けてくれ・・。ガチャ・・・。
「あら、スグルくん、・・・おかしいわね、さっきサヤが・・・。」
僕はオバサンを無視して、サヤの部屋へ向かった。ドアを蹴破る。
「サヤ!!」
サヤは・・・まだベッドで寝ている、良かった。サヤの元へ近寄った・・・。なんだっていうんだ・・・人ってこんなに冷たかっただろうか・・。ぐわぐわする頭の中に男の声だけがはっきりと届く。
「サヤは、記憶を選びましたよ・・・。見なさい、この安らかな顔を・・・。長く生きる必要なんてないんですよ・・・。納得のいく生き方ができればね・・・・・・。」

「真実」  END

とりあえず一区切りつけてしまいました。
また新しいものを書いていきたいと思います。

真実 Part3

2007.06.30
だめだ・・・。僕はこの世に必要ない。足が体を屋上へ運ぶ。クラスの仲間の顔、ユウの顔、サヤの顔、家族の顔・・・。ごめんなさい。でも、僕はなにをやってもうまくいかない。前が見えなくなる・・・。ごめん、サヤ・・・。僕は本気で君を好きじゃなかったんだ、彼氏・・・その肩書きが欲しかっただけなんだ。なんて、なんて奴なんだぼくは・・・。フッと体が浮いた。
・・・、目が覚めた。なんだったんだ今のは・・・・。起きようとしたときだ、僕は目を疑った。まだ夢を見ているのか?白衣を着た人が僕の胸を押している。
「だ、だれ?なにをしてるんだ?」
返事がなかった、汗をかいて必死に人工呼吸を施している。ぼくは、白衣の男達の手を払おうとした。が、手ごたえが全くない。僕は起き上がった。男の手は僕の胸を貫通し、もう一人の僕の胸を押している。僕はベッドから離れた、僕は死んだのか・・・。ばかな、夢だ。まだ寝ぼけているんだろう。
「夢じゃないさ、君は死んだんだよ。」
声のするほうを向いた、真っ黒い服を着た若い男が立っている。その男は続けて言う。
「昨日の電話が最後のチャンスだったのにな。サヤに言いたいことがあったんだろ?」
「な、何を言ってるんだ。いたずらだな、こんないたずらをして、ただで済むと思ってるのか?」
「せっかく12時間の猶予をくれてやったというのに・・・。お前は昨日屋上から飛び降りた。あの時、お前は考えた・・・サヤを好きだという感情は自己満足に過ぎないと。」
何がなんだかわからない僕の前で彼は話し続ける。
「まぁ、お前の思った通り、欲と寂しさがもたらした好きという感情。すきもどきといったところかな。その考え方は必要なんだ。その考え方・・・記憶を返して欲しいか?記憶がお前に戻ればお前は死ぬが納得して死ねるだろう。それか、あの肉体に戻り、足りない毎日を過ごすか・・・。選ぶのはお前だ。」
僕には到底この人の言ってることは理解できそうにない。いったいこいつは何者なのか。大体、記憶を返すってどういうことだ?
「フッフッフ・・・。俺はな、まぁ、神といったところかな。」
心を読んだのか?まさかな。
「なんだかよく分からないけどな、俺は生きるんだ。」
黒い服の男はため息をついて、話した。
「そうか・・・。記憶はいらないというんだな。」
「僕は生きるんだ」
「臆病だな。真実を知ることがそんなに怖いのか?自分の心がそんなに怖いのか?・・・。じゃあな。もう会うことはないだろう。最後にひとつ言っておこう、せいぜい、サヤを大事にしてやるんだな。」
黒い服の男はそう言い放ち、僕の前から消えた・・・。

真実 Part2

2007.06.29
ただいま〜。
「おかえり〜。」廊下からかぁさんの声が返ってくる。早くサヤに電話してやらないとな。僕は自分の部屋へ向かった。かばんを置いてから、電話をかける。トゥルルルルル、トゥルルルルル
「もしもし、ハルマですが、どちら様ですか?」
「もしもし、トウタキ スグルですが、サヤさんお願いできますか。」
「久しぶりね、スグルくん、少し待っててね、今呼んでくるわ。」
確かに久しぶりに聞くな、このかん高い声は。
「もしもし・・・。」
「・・・サヤ?」
「なに?」
「リアとけんかしたんだって?」
「うん」
「・・・ま、まぁ、気にすんなよ。」
「・・・。気にしてなんかない。別に、リアたちが一方的に言ってきただけ。」
何か変だ、とても冷たい態度なのがとても伝わってくる。どうにもいられなくなり、僕は聞いてみた
「サヤ、どうしたんだよ。なんか変だよ?」
「    なにが?いつもと同じだよ。変なのは・・・。じゃぁまた明日ね。」
ツーツーツー。・・・聞き取れなかったけど、最後に何か言ったような。それよりあんなに静かなサヤは初めてだった。やっぱリアとの喧嘩が原因なのだろうか・・。もしかしたら僕に原因が・・・?あぁー、考えていても何にもならない。明日聞こう。ぼくは、次々に出てくるもやもやを振り払うと学校の準備をした。そのあとは大好きなチャーハンをお母さんが作ってくれた。それをぼうっと食べた。僕はまだ7時だというのに眠った。早く明日になって欲しかったから。

真実 Part1

2007.06.26
・・・ん?今誰かに呼ばれたような・・・。
目が覚めた。ここはドコだろう。辺りを見回す、見たことがあるような。まだぼうっとしている耳にガラガラとドアの開く音がする。ユウがひょこっと顔を覗かせた。僕は何もかも思い出した。それにしてもあの高さから落ちてよく助かったな。怪我ひとつしていないなんてな。茶髪の彼は僕が起きていることを確認すると近づいてきた。
「あはは、大丈夫か?お前3時間も寝てたんだぞ。ほら、もう帰る時間だ。」
ユウが僕のかばんを投げてよこす。確かに、もう4時半をまわってる。
「なぁ、お前のいない間ホントに大変だったんだぜ。お前の彼女さん大変なことに・・・。」「サヤにも何かあったのか?」
思わずつかみかかった僕を押しのけてユウは話し始めた。
「まぁ、落ち着けって。リアいるだろ。あいつが、サヤとけんかしてさ、サヤ一人対リア軍団?みたいな?」
めんどくさいことに、何で女子ってこう・・・。まぁいいや、うちへ帰って電話しよう。
「まぁ、大丈夫だろう、さぁ帰ろうか。」
僕はユウと話しながら学校を出た。校門の前でユウと別れると僕はゆっくりと帰り道を歩いていった。うーん、少しだるい気がする。今日は帰ったらゆっくり休もうっと♪
僕はのんきだった、ものすごく。
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